【外資系企業から日系企業へ転職】私がうけたカルチャーショック12選

※ 当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

外資から日系へ転職
スポンサーリンク

しまろんパパは、新卒から10年以上外資系企業で働いていました。

最初の3社が外資系企業だったので、このまま日系企業で働くこともないだろうと思っていましたが、いわゆるリーマンショックがあり、世界的な不況になって、さあ大変(つまりクビになった)!

相対的にダメージが少なかった日本企業へ転職せざるを得なくなったわけです。

もちろん給料は下がりましたが、その時は日系企業しか職がなく、日系の中でも大手だったので今後のキャリアアップになると思いました。

ところが、外資畑で働いていたしまろんパパにとって、日系企業で当たり前の文化はかなりのカルチャーショックの連続!!

慣れるまで驚きの連続でした。

ということで、今回は外資系企業で働き続けたしまろんパパが、日系企業のどんなところにカルチャーショックを受けたのか個人的体験を紹介したいと思います。

スポンサーリンク

机が狭い!

入社して席に案内されて初めて「マジか!」と驚いたのは、いきなりですが、自分の席に案内された時でした。

狭いし、隣の人がすぐそこに座ってるし、全体的にとにかく暗い!

今まで自分がいた企業は、ブースになっていて完全に個人のスペースが仕切られているか、そうでなくても自分の両腕を広げるぐらいはデスクスペースがありました。

そして、しまろんパパがいた外資のオフィスは全部明るかった!

自然光がなるべく入る様になっているし、夜でも至る所にライトが付いている(エコ的にはよくないんでしょうが)。

初めての日系企業のデスクは、何か「仕事頑張ろう!」と言う気にならない、と言う印象をうけました。

紙が多い!

決裁書なのか会議の資料なのか、各個人の机の上に書類が山積みになっていて、そこら中でシュレッダーの音が鳴り響いているのにも驚きました。

そもそも、外資系企業では、書類が山積みという光景はあまり見ません。

会議に紙をあまり使用しないし、決裁書みたいのもないからです。

日系に来ると会議の度に書類が配られ、1日経つと机中が紙だらけに…。

始業時間に5分遅れるだけで上司に連絡

外資系企業でも、毎日常習的に30分、1時間遅刻してもいいと言う訳ではありません(それでもいい企業もある)。

シフトが組まれているチームは別かも知れませんが、通常は10分、20分遅れてくるぐらいであれば特にみんな気にしません。

夜に仕事したり、外国時間の会議に出席したりしたら、結果的にプラマイゼロになるし、そもそも誰も周りの人が何時に来るかなんて気にしていません。

しまろんパパが入社した日系企業だと、5分遅れても上司にメールをしなければいけません。

「その5分ってそんな大事?」とかなり衝撃を受けました。

始業時間はすごい厳格なのに終業時間はめっちゃルーズ

そんな細かく始業の5分でガタガタ言うぐらい時間に厳格なら、終業時間だって厳格なのかと思いきや、当然そんな事はありません。

何故か「終業時間」だけは異常にルーズ

5分遅れるどころか2時間ぐらいみんな余裕で「遅刻」する。

だったら朝の5分どうでもよくない?

始業時間に厳格なら終業時間にも厳格にしてよ。

「お前、5分遅刻したんだから5分残業しろ!」ならいくらでも報告しますよ。

と、言う事を考え始めると日系では働けないので、当然右へならえ。

今日やる必要がない仕事だったとしても、みんなに合わせて1.2時間は残業していました。

決裁書、稟議書ってなに?

これはともかくびっくりしました。

外資にも承認手続きはありますが、完全にシステム化され、文章での説明等はかなり最低限です。

しまろんパパが入った日本企業は未だバリバリ「紙にハンコをばんばん押す」タイプの決裁プロセスで、決裁書の文言も細かく決まっていました。

しまろんパパは、日系企業への入社後1週間ぐらいで初めて決裁書を書いてみたのですが、簡単な打ち間違いをボールペンの2重線でひっぱって消して提出したら部長に怒られました(笑)

監査が入った時などに見せる公式書類なので、大事なのは分かるのですが、慣れるまでにずいぶん時間がかかりました。

承認プロセスが遅い

外資だろうが日系だろうが、承認が必要な時に、あらかじめ関係者を揃えて「こういう規模のこういう契約をするから、承認よろしくね」みたいな頭出しはやると思います。

ただ、実際に社内の正式な手続きに乗っ取って承認を取るとなると、おそろしい時間の差が…。

外資系企業の承認プロセス

大きいプロジェクトの場合でも、承認に必要な人数が少ない傾向にある。

また、かなり偉い人でも、承認するその当人が予め会話に入っている事が多いので、聞く事がある場合は人から直接質問される。

そのため、承認プロセスが始まる前には大体の質問がクリアされている事が多い。

また、プロセスが電子化されており、Emailで「Approved」とかをもらえればそれでいい場合もあるので、あっという間に終わる。

日系企業のプロセス

大きいプロジェクトの場合、参加している絶対的人数と部署数がとんでもなく多くなりがち。

部長ならともかく、本部長や役員クラスになると、いちいち現場の会話に混ざっていない。

その為、承認が欲しい人は、聞かれる可能性がある質問を、決裁書や稟議書の中に全て用意しておくなどの対応するが、結果的に枚数がとんでもない事になる。

完璧に用意したつもりでも、修正依頼や追加質問は決裁が始まってから入る事もあり、修正が入った場合、既に承認した部署も再承認が必要になったりする。

日系企業の正社員は、決済業務が労働の大部分を占めている事もあり、歳を取って責任が増えれば増えるほど決裁に取られる時間が増えるので、「実務で専門的な知識を着ける」なんて暇はそんなにない。

 日本語が分からない!

普通の飛び交うメールで、「幸甚に存じます」「拝察申し上げます」など、聞いた事もない単語が出てきます。

更に、貴社、貴殿、貴室、御社、御行、貴所、貴省(庁)、貴署など使い分けないといけないし、正直メンドクサイ…。

英語だったら全部まとめて「You」なのに(笑)

夜中の会議がない!

これは嬉しい事でした!

外資系企業の様に、「本社」との会議の為に夜中に電話会議に出席したりする必要がありません。

こちらが本社なので「あれやれこれやれ」と外国支社の外国人達に指示出来ます。

ただ、その辺はさすが外国人。

日本人の様に素直に従ってくれる人ばかりでないので、思いっきり反論を食らったり、こちらが本社とは言っても苦労はあります。

バックアップがちゃんとしている!

日系企業は、一つのプロジェクトや仕事に複数人数関わってるので、仮に病欠したりしても、バックアップ体制が整っていて、ちゃんと業務が回ります。

さすが日系企業。

外資なんか薄情なもので「いなかったお前が悪い」と言わんばかりに何もしてくれません。

何かして欲しい時は、前もって「これとあれやっといて」と、当たり前のことまで指示をしておく必要があります。

病欠や有給は超簡単に取れますが、その後の処理が自己責任なのが外資ですね。

ともかく会議が多い!人数も多い!

日系企業は、個人間での確認が好まれない風潮にある気がします。

「みんなで集まってやる会議」が大切で、議事録も毎回とって、誰が何を言ったかをしっかりと記録しています。

プロジェクトの結果も大事ですが、それまでの経緯も非常に大切にしている感じがします。

反対に、外資系企業は過程とか経緯は重視していない会社が多いです。

課題や問題は個人間で確認、解決する事が多く、全体として大きな問題にならない限りはあまり共有されません。

全体が集まる会議も最小限に抑えられ、「結果的に最後まで問題がなけりゃそれでいいんじゃーん」的なノリが強いです

毎年の評価がよく分からない

しまろんパパが居た日系企業にも、毎年個人の成績や給与発表みたいのがありました。

でも、「個人として」何が評価されているのかは、よく分からなかったです。

  • どれだけ仕事が忙しくても昇給はみんなと一緒
  • 評価がいい割には昇給が月数千円とか

税金引いたら無くなっちゃうよ。と言うぐらいの上昇率でした。

外資系企業では、

「ここはよかった!来年はもっとこれに力を入れろ(つまりやれって事)」

「ここはダメだ!絶対修正しろ(修正できなきゃ来年はクビ候補だよ)」

と、明確に書いてあることがほとんど。

年は頑張ったから10%アップ!とわかりやすく昇給もします。

日系企業では「何かを物凄く頑張った」より「大きな問題を起こさなかった」事が評価されるのかな、と思った瞬間でした。

飲み会が多い!

外資では、年に一回ぐらい大きなパーティやチームで集まって飲み会のような事はあるのですが、基本自由参加です。

本国から偉い人が来た時は飲みに連れて行ったり、いわゆる接待的な事はありますが、定期的に飲み会があると言う事はありません。

今の日本企業はどうなのでしょう?

私がいた時は、月に一回ぐらいは上司と飲みに行って、新年会、花見、BBQ、忘年会などなど(ほぼ強制参加の)イベントがありました。

仕事以外はゆっくり家で過ごしたいしまろんパパは正直苦痛でした(笑)

番外編:お菓子がない!

これも会社によるとは思いますが、ソフトドリンクやちょっとしたお菓子ぐらいなら食べ放題という会社が外資系企業なら結構あります。

しまろんパパが行った日系企業は、でっかい自販機がずどーんと置いてあるだけで、完全自腹。

当たり前のことなのでしょうが、「タダ」になれると、何か120円のジュースが妙に高く感じてしまいました。

おわりに

外資系から日系企業に転職して感じたカルチャーショックなので、少し愚痴っぽくなってしまったかもれしません。

人間、変化前の方が良く見えるので、10年も外資系にいたしまろんパパには外資の方が良く見えてしまっただけかもしれません。

結局また外資系企業に転職をしましたが、目に見えていない日系企業のいい所も沢山あったとは思います。

これから日系に行く予定の人や、逆に、今まで日系企業に居て外資を目指す人は、この逆のカルチャーショックを受ける可能性があります。

あくまで個人の体験ですが、少しでも参考になれば幸いです。

外資への転職がしたい方は、外資転職ガイドブックも是非ご覧ください。

ハイクラスの転職サイトなら
ビズリーチがおすすめ!

タイトルとURLをコピーしました